年収の壁(103万の壁) 2024年10月の総選挙で躍進した政党が年収103万円の壁を崩すことを主張し、その方向で政府が動き出しました。103万円というのは、所得税の基礎控除(※1)の上限額48万円と給与所得控除(※2)の上限額55万…
交際費等から除外される飲食費(法人税法) 交際費等から除外される1人あたりの飲食費の基準が、それまでの5千円以下から1万円以下に引き下げられました(2024年4月以後の支出から適用)。交際費等に該当すると、特例(※注)が適用されない限り、経…
消費税が課せられない?(パーキングメーター) 駐車料金に消費税が含まれていないのに、10%課税として経費処理してしまう間違いがたまにあります。通常のコインパーキングは、「駐車場を時間借りした対価」を支払うので10%課税です。しかし、一定の…
相続不動産の登記 2024年4月から相続人による3年以内の不動産登記が義務になりました。新たに相続する不動産だけでなく、過去に相続した当期未申請の不動産も対象です。登記が放置され、名義が変更されていない不動産は、…
もしトラ トランプ前大統領が「チップには課税しない。当選したら最初に取り組む」としています。11月のアメリカ大統領選に向け、接客業従事者ら中低所得者層の取込みが狙いです。アメリカでは、ホテル従業員や飲…
空き家の放置 2023年12月に「空き家法」が改正され、「管理不全空き家」の勧告を受けると、固定資産税が6倍(200㎡以下の小規模住宅用地)になります。屋根・塀・窓ガラスが破損して修理しなかったり、掃除されずに敷…
遺言書作成の適齢期は60歳? 少子化が進み、子供がいない家庭が増えています。また、子供に先立たれた方もいらっしゃいます。その場合、想定していなかった方が法定相続人となったり、遺産分割協議書の作成でトラブルになったりする…
政治資金規正法と所得税申告 政治資金収支報告書の記載漏れが発端で、政治資金規正法改正案が国会で審議されており、領収書を公開する条件の調整に苦労しているようです。しかし、政治資金収支報告書の記載は枝葉末節です。本質の問…
生前贈与を考えよう 相続税の計算の際、相続開始(被相続人が亡くなられた日)前7年以内に相続人が贈与を受けていた場合は、その贈与財産の価額を課税価格に加算するルールがあります。7年以内の贈与には相続税が課せられ…
マンションの相続評価額の新ルール 相続税・贈与税を計算する際の分譲マンション評価額の算定方法が改正されました。改正前は、固定資産税の評価額を使うなどとされており、時価(現在の不動産市場での価格)の6割程度の低い額になってい…